1963-2013

Posted on 2013年12月26日

2013年もまもなく終わり。今年も多くのアニメイション作品が制作されました(計206本、うち168本新作)。

ビデオ出荷高は微減する一方、キャラクタービジネスは堅調で産業規模は約1兆3千億円のほぼ横ばい。動画配信モデルは10年連続の成長をみせており、アニメイションの消費のされ方がゆるやかに変化していることを感じられる(ともに2011,12年データ*1)。

2013年は手塚治虫が「鉄腕アトム」で30分1本という現在のTVアニメのスタイルを確立してから50年目の節目にあたるらしい。いみじくも、この年、宮崎駿が引退を宣言し、フレデリック・バックが逝去し、一時代が終わりを告げた。けれど、その一方で全編ロトスコープアニメイションや全編コマ抜き3DCGアニメイションといったエッジの効いた作品も放送された。また、20本近くのオリジナルアニメ作品も登場したり、クラウドファウンディングによるアニメ制作が行わたり。アニメイションという表現手法・制作手法が世代を経てさらに多様化、進化している。

1枚の絵をひたすら積み上げることで結実するアニメイションは、無から有を生み出す創造の結晶だ。世代が入れ替わり、手法が洗練されることで、今後どんな結晶が生まれるんだろう。来年もアニメイションを嗜みたい。

*1 日本動画協会 業界データ http://www.aja.gr.jp/data/